著名人インタビュー 「たくさんの笑顔を咲かせたい!!」
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シンガーソングライター / 松本 ラフ

寄り添う音楽が私のテーマ

「私の代わりに飛んでいって」

私の音楽のテーマは、『寄り添う音楽』です。
たとえば歌で「元気になって欲しい」というのは、少しおこがましくてそこに実は重点をおいてません。生きてたら皆多かれ少なかれ上手くいかなかったり、自分のことがイヤになることもあると思うんです。

私もそんな日の繰り返しやから。
でもそんな時に、ただ「どんな事があっても私はアンタのこと、めっちゃ好きやで」っていう『友達からの手紙』みたいな歌が歌えたらと思ったんが始まりでした。隣にいる人がつらかったり苦しかったら話がききたい。でも誰しも毎日一緒に居れるわけじゃないし、会えるわけじゃない。やから、私の代わりに、音楽がその人の所へ飛んでいってそばに居てほしいって、真剣に願って作ったのが私のはじめて作った歌なんです。
たくさん歌が生まれて、それがどんな大音量で4つ打ちエレクトロサウンドでも、めっちゃくちゃ走り回るライブになっても、声の中身はそれが原点。

一緒に泣くんも笑うんも怒るんも笑かすんも全部根本は同じやと思うから、それと似てるかな。
でも一方では歌った瞬間から作り手の感情を離れて会えた事ないめっちゃたくさんの人のもとに飛んでいくでしょ。それでその人の思い出と一緒に形を変えてずっとそばに寄り添えるものやから、音楽はほんまにすごいなあと思います。

「夢を叶える」

私はまさに大人になってから音楽を始めたんですけど、やりはじめる時は本当に勇気がいりました。小学、中学、高校、大学、大きくになるにつれて、夢は現実にもまれて形を変えていくものじゃないですか。例えばやけど、高校、大学出た頃に「俺アイドルになる!」て言いはじめたら周りは昔とは全然違う反応になる。「何を言うてんのアンタ??」て。それこそ中学になる位までは、何を将来の夢と言っても喜ばれてたのに(笑)。不思議ですよね。

今は特に昔よりもっと将来の夢も希望も持ちにくい環境、社会やと思う。
私は本当は、小学校に入る前から「歌手になりたかった」のに、大人になるにつれてどんどんと言えないまま進んでいきました。なかなか踏み出せなかったんですよ。方法もわからなくて。
はっきりとした形のある職業じゃなかったからいよいよ言う事もはばかられ、心の中にしまって生きて行こうとしていました。ただし、かと言ってやりたいことを好きにやってるから、偉いというわけじゃ絶対ない。

私は歌への志を誰にも言えずに社会に出て働いて色んな方と出会い勉強させていただきました。そこで一家を支えるサラリーマンお父さんが「家族のために頑張ること」は世界一凄い!って本当に感じたし、女性は結婚して世界の宝物の子どもを生む尊い仕事がある。人間は生きてるだけで、何を生み出すより最高のクリエイターやと感じます。だから今は、様々な世界で沢山の方に出会い色んな経験をさせて頂けたからこそ、今の私の音楽があると確信しています。
メロディーが生まれるのは遅かったようで、とても自然な流れやったんです。

「あたり前のような日々」

あの震災の日から、あたり前のことが、あたり前でなくなったじゃないですか。だからこそ、より強く「あたり前」の日々を大切にし始めた気がします。私は、めっちゃ幸せな時より、むしろ、めっちゃ悲しい時とかに音楽があってよかった、、と思うことが多かったし、音楽に沢山助けてもらいました。だから、誰かが「ほんまにどうしよう」って時に、思い出す音楽をつくりたい。もしも誰かに、人にも言えない悲しみがあった時、そのメロディーを聴いて「もっかいだけ、やろうかな」って思ってもらえたら、歌ってた意味があるなって心から思います。それを誰にも言わなくてもいい、こっそりあたり前の日々に戻るきっかけになれたら本当に嬉しいです。

「ほんまにほんまに嬉しい」

私が笑顔になる時は、やっぱりライブの時です。
ライブは生もので、演者とフロアの皆で一緒につくる音楽やから、何があるかわからへんし絶対に毎回一つも同じ事がない。だから本気で挑むし本当に楽しい。そして来てくれた方が喜んでくれてる顔が見れたら、もうほんまにほんまに嬉しいです。それから、歌が生まれた瞬間。特に思いをのせることが出来た時は、幸せです。ずっと会えるのを待っていた親友にやっと会えたような、産み出されるのを待っていた分身に会えたような気がするんです。
個人的な話でいえば、友達といる時は一番、笑顔ですね。
だってほんまに大好きやから^^

「後で私が笑かしたるで」

笑顔の社会にするためには、まず一番近くの人を大切にすることやと思います。それは「目の前の人」と「自分」を大切にすることにつながると思う。特別に大それた事じゃなく、ただあたり前の事を大事にして生きたい思っています。そして私は、笑顔はとても大切やけど、しんどい時に無理して笑うことはないと思うんです。
泣きたい時は、思いっきりワンワン泣いたらええねんって。
「その後、私が笑かしたるから!」って思ってます(笑)
ありのままにワンワン泣いて、その後いつかゲラゲラ一緒に笑えたら、もうほんまに最高!

松本 ラフ さんのMERRYメッセージ
http://justsmile-merry.com/?s=9776

取材 : 森田 大輔 ▲PAGE TOP